– 総合旅行業務取扱管理者試験対象 –
このページでは、海外旅行実務のEU/シェンゲン協定/通貨について、練習問題や解説を掲載しています。
【練習問題】EU / シェンゲン協定 / 通貨 (解説あり)
全80問の中から毎回ランダムで10問出題されます。何度でも挑戦して合格目指しましょう。
選択肢がランダム表示のため「加盟・非加盟」の表示も集中力試しと思ってご注意ください⚠️
ポイント解説はこちらから
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ヨーロッパの入国手続き・通貨 ポイント解説
✅ EU(ヨーロッパ連合)とシェンゲン協定、入国時の違い
入国審査、税関検査の例/例外
EUとシェンゲンの違い – 覚え方
EU非加盟国一覧
シェンゲン協定 非加盟国一覧
2025年に変更があった国
✅ ユーロ/その他の通貨、一覧
通貨語呂合わせ
1. EU(ヨーロッパ連合)とシェンゲン協定、入国時の違い
ヨーロッパでは、域内の人・モノ・サービスの自由な移動を促進し、地域統合を深化させることを目的として、さまざまな制度が整備されています。
その一つがEU(ヨーロッパ連合)で、経済などの統合を目指し、加盟国間で共通の制度や政策が導入されています。
また、シェンゲン協定は、加盟国間の国境検査を原則撤廃する取り決めで、協定国間を移動する際には入国審査が不要となるのが特徴です。
EU – 税関検査、検疫手続き不要
シェンゲン協定 – 入国審査不要
入国審査、税関検査の例/例外
例1. 東京→アムステルダム→ローマ→東京
アムステルダム(オランダ)、ローマ(イタリア)はいずれもEU、シェンゲン協定加盟国なので、入国審査や税関、検疫検査は最初の到着地である、アムステルダム(オランダ)で行われます。また、出国審査は最後の出発地である、ローマ(イタリア)で行われます。
ポイントは、どちらもEUとシェンゲン協定に加盟している国である点です。
1例目なので、日本の出発から細かく流れを確認していきましょう。
🇯🇵 出発地:東京(日本)
✅ 出国時(日本)
出国審査:通常どおり実施(パスポート提示・顔認証等)
税関・検疫:通常は申告品がない限り、簡易チェックのみ
==
↑↑ここまでは日本の通常の流れです。
🇳🇱 到着地:アムステルダム(オランダ)
※シェンゲン協定加盟国・EU加盟国
✅ 入国時(オランダ)
入国審査:
ここでシェンゲン域内への入域審査を受ける。(シェンゲン最初の入国地のため)
パスポートのチェック(顔認証や指紋を求められる場合もある)
その後のイタリア入国時には不要
税関・検疫検査:(EU域内最初の入国地のため)
税関:免税範囲を超える持ち込み品がある場合はここで申告
植物・動物・食物などの検疫対象品もこの地点でチェック
🇮🇹 移動地:ローマ(イタリア)
※シェンゲン協定加盟国・EU加盟国
✅ 入国時(イタリア)
入国審査:不要(シェンゲン協定により国境検査なし)
税関・検疫:なし(EU域内移動のため原則自由)
🛫 帰国便:ローマ → 東京
✅ 出国時(イタリア)
出国審査:シェンゲン域外に出るため、パスポート審査あり
税関・検疫検査:VAT還付(Detax)手続きなどあればここでやる(EU域内最後の出国地のため)
(とくに申告がなければ簡易)
==
↓↓ここからは日本の通常の流れです。
🇯🇵到着地:東京(日本)
✅ 入国時(日本)
入国審査:通常どおり(パスポート・顔認証など)
税関:20万円超の海外購入品は課税対象
検疫:食品・動植物・医薬品など持ち込みが制限されているものはここでチェック
✅ 区間内の手続き
| 区間 | 入国審査 | 税関 | 検疫 |
|---|---|---|---|
| 東京→アムステルダム | あり(シェンゲン入域) | あり | あり |
| アムステルダム→ローマ | なし(シェンゲン内) | なし | なし |
| ローマ→東京 | あり(シェンゲン出国→日本入国) | あり(課税対象あり) | あり(検疫対象あり) |
例2. 東京→ロンドン→パリ→東京
ロンドン(イギリス)は、EU&シェンゲンともに非加盟、パリ(フランス)は、EU&シェンゲン加盟しています。
そのため、まず、入国審査や税関、検疫検査は最初の到着地である、ロンドン(イギリス)で行われます。
EU&シェンゲン協定加盟国であるパリ(フランス)への移動時には、再び入国審査、税関、検疫検査が行われます。
(※ただし、実際の運用では短期旅行者の多くがスムーズに通過できることも多く、税関・検疫は申告制・抜き打ちチェックなどが主です。)
出国審査は最後の出発地である、パリ(フランス)で行われます。
✅ ポイントは、イギリスがEU・シェンゲン協定いずれにも加盟していないため、ロンドンとパリの間で国境審査が発生する点です。
例外. 高速列車「ユーロスター」を利用する場合
シェンゲン非加盟国↔︎シェンゲン協定加盟国で「ユーロスター」利用する場合は例外的に、ユーロスターの出発駅で出国検査ならびに入国審査が行われます。
例2. 東京→ロンドン→パリ→東京では、
ロンドン(イギリス)、パリ(フランス)のうち、イギリスはEUおよびシェンゲン協定に加盟していないため、ロンドンからパリへの移動時には、出入国審査が必要となりました。
== ↓↓ここからが例外
ただし、ロンドン→パリ区間にユーロスターを利用する場合は、出発駅であるロンドン・セント・パンクラス駅にて、イギリスの出国審査およびフランス(シェンゲン圏)の入国審査があらかじめ実施されます。そのため、パリ到着後には審査はなく、そのまま入国済みの状態でフランスに入ることができます。
✅ ポイントは、イギリスがEU・シェンゲン圏外であること、そしてユーロスター利用時は出発地で両国の審査が完了する特例的な運用が行われている点です。
例3. 東京→パリ→チューリッヒ→東京
パリ(フランス)はEU&シェンゲン協定加盟国、チューリッヒ(スイス)はシェンゲン協定には加盟国していますが、EUは非加盟です。
そのため、入国審査や税関、検疫検査は最初の到着地であるパリで行われ、出国審査は最後の出発地であるスイスで行われます。
ただし、フランス(EU加盟国)で購入した商品の付加価値税(VAT)の還付手続きなどは、EU加盟国に適用される税制に基づくものであるため、スイス(EU非加盟国)では手続きができません。したがって、パリの空港や鉄道駅など、EUを出国する直前の場所で還付手続きを行う必要があります。
✅ ポイントは、シェンゲン協定域内では入国・出国にかかる審査が廃止されますが、EU経済圏以外では、経済に関すること(関税など)の制度は引き継がれません‼️
EU、シェンゲン域内、域外への移動のポイント
- EU(ヨーロッパ連合)は経済・政治統合を進める国家連合で、共通の法律や政策がある。
- シェンゲン協定加盟国は国境検査を原則撤廃しており、加盟国内の人の移動は入出国審査なしで可能。
- EU加盟国でもシェンゲン非加盟国があり、シェンゲン非加盟国へ入る・出る場合は通常の入出国審査が必要。
- VAT還付などの税制関連手続きはEU加盟国に準じて行い、EU非加盟国では別制度が適用される。
✅ 実際の出題では、パリ(PAR)、ロンドン(LON)、チューリッヒ(ZRH)など都市名と3レターで表記されている場合が多いので、EU、シェンゲン加盟国(国名)だけでなく、主な都市名も覚えておく!
EUとシェンゲンの違い – 覚え方
✅ EU-経済圏なので、EU加盟国同士では税関検査と検疫手続きが不要
✅ シェンゲン-入国手続き簡素化を目的としてできた協定なので、シェンゲン同士では入国審査が不要
ヨーロッパ圏内では、EUもシェンゲン協定も非加盟の国が圧倒的に少ないので、非加盟の国を覚えて、確認のために練習問題を繰り返してやりましょう♪
EU非加盟国一覧
シェンゲン協定 非加盟国一覧
2025年に変更があった国
✅ 2025年からシェンゲンに完全加盟した2カ国
- ブルガリア
- ルーマニア
2024年3月31日より、空路と海路で一部加盟していましたが、2025年1月1日から陸路も加わり、完全加盟となりました。
ユーロ/その他の通貨、一覧
「ユーロ」とは、ヨーロッパ圏内の多くの国が共通して採用している通貨ですが、EU加盟国、シェンゲン協定加盟国でも「ユーロ」採用していない国があります。
試験では
「国 – EU(シェンゲン)加盟の有無 – 通貨」
が組み合わせ問題として出題されるため、こちらも合わせて覚えましょう。
通貨語呂合わせ
※筆者の考えた無理矢理な語呂合わせですが…どなたかのお役に立てれば幸いです🥲
😊チョココロネ – チェコ💰コルナ(CZK)
😊アイスノルデンのクローネ三兄弟に楯突くスウェーデン – アイスランド、ノルウェー、デンマーク💰クローネVSスウェーデン💰クローナ
😊フォリントハンガー 👚 – ハンガリー💰フォリント(HUF)
😊ブルガリアヨーグルトは左手(レフト)で食べる – ブルガリア💰レフ(BGN)
😊(らり)るれろ – ルーマニア💰レイ(RON)
😊ポーランドズボン – ポーランド💰ズウォティ/ズロチ(PLN)
😊リヒテンスイスフラン -スイス、リヒテンシュタイン💰フラン(CHF)
↓【旅行業務取扱管理者】
他の項目についてはこちらです。問題を繰り返して合格目指しましょう♪
問題の作成には細心の注意を払っておりますが、もし誤りを発見した際にはご連絡いただけますと幸いです。
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