– 総合旅行業務取扱管理者試験対象 –
このページでは、海外旅行実務の海外出入国関連・査証(ビザ)や渡航認証などついて、練習問題や解説を掲載しています。
【練習問題】海外出入国関連・査証(ビザ)
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海外出入国関連・査証(ビザ) ポイント解説/まとめ
上記練習問題のポイントを解説します!
なお、ヨーロッパの出入国に関して(EUやシェンゲン協定)はこちらのページで解説しています。
1.日本から他国への出入国
(1)電子渡航認証が必要な国
(2)査証(ビザ)が必要な国
(3)電子渡航認証と査証(ビザの違い)
(4)試験に出やすい!日本から査証(ビザ)が必要な主な国のリスト
2. アメリカの入国審査 基本と事前入国審査
(1)First Port of Entry(基本)
(2)事前入国審査/Preclearance(プレクリアランス)
日本から他国への出入国
日本から海外へ渡航する場合も、日本への出入国と同様に、それぞれの国が定める法令や制度に基づいた手続きが求められます。
電子渡航認証や査証(ビザ)が必要かどうか、滞在期間の制限など、出入国に関する条件は国によって異なります。
電子渡航認証が必要な国
電子渡航認証(Electronic Travel Authorization)とは、ビザ免除対象国からの短期渡航者に事前登録を求める制度です。
テロ対策や入国審査の簡素化を目的として導入されており、オンラインで申請・取得ができます。
2025年現在、以下の国で導入されています。
電子渡航認証のポイント
ESTA(アメリカ)とNZeTA(ニュージーランド)は空路・海路のどちらも対象ですが、カナダのeTAは空路のみ対象で、陸路や海路の場合は不要です。
(※アメリカは陸路も必要、ニュージーランドは島なので陸路は想定されていない)
また、滞在可能な期間と認証の有効期間は別です。認証の有効期間内であっても、1回の滞在は最大〇日以内と制限されています。
電子渡航認証のまとめ
| 国名 | 電子渡航認証の名称 | 対象となる手段 | 滞在可能な期間 | 認証の有効期間 |
|---|---|---|---|---|
| アメリカ | ESTA | 空路、陸路、海路 | 90日以内 | 発行日から2年間またはパスポートの有効期限まで(早い方) |
| カナダ | eTA | 空路のみ(陸路・海路は不要) | 6か月以内 | 発行日から5年間またはパスポートの有効期限まで(早い方) |
| ニュージーランド | NZeTA | 空路・海路 | 90日以内 | 発行日から2年間 |
(※ニュージーランドは島なので陸路は想定されていない)
例1. 航空機でLAX(ロサンゼルス)→YYZ(トロント)
アメリカから空路でカナダへ入国する場合はカナダのeTA(電子渡航認証)が必要です。
(カナダ国籍・永住権保持者などを除く)
日本国籍の旅行者がロサンゼルスからトロントへ飛行機で向かう場合も、事前にeTAを取得しておく必要があります。
例2. バスでSEA(シアトル)→YVR(バンクーバー)
アメリカから陸路でカナダに入国する場合は、eTAは不要です。
シアトルから長距離バスなどで国境を越えてバンクーバーへ向かうようなケースでは、eTAの取得は求められません。ただし、パスポートなどの有効な渡航書類は必要です。
なお、カナダからアメリカへ入国する場合は、空路、陸路、海路すべての手段でESTAの取得が必要となる(有効なビザを持っている場合を除く)
日本から査証(ビザ)が必要な国とは?
日本から査証(ビザ)が必要な国とは、事前に大使館や領事館、またはオンラインで入国許可を取得しなければならない国のことです。
治安・外交関係・滞在目的などにより、相手国がビザ免除を認めていない場合に必要となります。
電子渡航認証と査証(ビザ)の違い
電子渡航認証は「査証(ビザ)の代わりになる簡易な事前許可」で、基本的には査証免除の前提がある国向けになります。一方、査証(ビザ)は「正式な入国許可」で、相手国が事前審査を必要とする場合に必要となります。
試験に出やすい!日本から査証(ビザ)が必要な主な国のリスト
※なお、アメリカの入国審査は、上記で解説した電子渡航認証「ESTA」とは別に、近年プレクリアランスなどが採用され、少し特殊になっています。
近年の総合旅行業務取扱管理者試験でも出題されています。
下記で確認しておきましょう。
アメリカの入国審査 基本と事前入国審査
First Port of Entry(基本)
アメリカ合衆国では、最終目的地が別の都市であっても、最初の到着地(First Port of Entry)において入国審査および税関検査を受ける必要があります。
✅ ポイント
・アメリカには「国際線乗継専用エリア」が原則存在せず、すべての乗継客は一度入国扱いとなる。
・ESTAなどの電子渡航認証が必要になるのはこのため。
例1. NRT(成田)→LAX(ロサンゼルス)→NYC(ニューヨーク)
最終目的地がアメリカ国内の別の都市であっても、最初に到着した空港で正式な入国手続きを行います。LAXで入国審査・税関検査を行い、その後国内線としてNYCに向かいます。
✅ 補足 ※荷物の流れ(旅行業務取扱管理者の試験では出題されたことはありませんが…)
同じ航空会社やアライアンス、コードシェアなどを使う場合は「最終目的地はNYCです」と伝えると、荷物のタグはNYCまでつきますが、最初の到着地(この場合はLAX)で一旦荷物を受け取って、税関を通過したあとに、乗り継ぎ便用のバゲッジドロップ(再預けカウンター)に預け直すのが通常です。
なお、例外は、事前入国審査/Preclearance(プレクリアランス)で、この後の章で説明します。
例2. NRT(成田)→LAX(ロサンゼルス)→RIO(リオデジャネイロ)
アメリカを通過して第三国へ向かう場合でも、一度アメリカへの入国手続きを行う必要があります。
LAXで入国審査・税関検査を行い、 再度、アメリカを出国してRIOへ向かいます。
事前入国審査/Preclearance(プレクリアランス)
事前入国審査/Preclearance(プレクリアランス)は、アメリカ行きの航空機に搭乗する前に、空港でアメリカの入国審査、税関審査を行うこと。
2024年10月現在、6ヶ国、15空港で実施されている。
アイルランド:ダブリン、シャノン
アラブ首長国連邦:アラブ、バミューダ、アブダビ
バハマ:ナッソー
カナダ:カルガリー、トロント、エドモントン、ハリファックス、モントリオール、オタワ、バンクーバー、ビクトリア、ウィニペグ
Dublin and Shannon in Ireland; Aruba; Bermuda; Abu Dhabi in the United Arab Emirates; Nassau in the Bahamas; and Calgary, Toronto, Edmonton, Halifax, Montreal, Ottawa, Vancouver, Victoria, and Winnipeg in Canada.
引用元 https://www.cbp.gov/travel/preclearance
例1. NRT(成田)→YVR(バンクーバー)→SEA(シアトル)
カナダのバンクーバー国際空港(YVR)には、アメリカの「事前入国審査(Preclearance)」が設けられいるため、バンクーバーでアメリカの入国審査・税関検査を済ませることができ、SEA(シアトル)到着後はアメリカ国内線としての到着扱いとなります。
シアトルでの入国手続きは不要です。
例2. YYZ(トロント)→JFK(ニューヨーク)→MIA(マイアミ)
トロント・ピアソン国際空港には、アメリカの「事前入国審査(Preclearance)」施設があるため、トロント出発時にアメリカの入国審査・税関検査を完了し、JFK(ニューヨーク)到着後はアメリカ国内線として乗り継ぎが可能となります。
JFKでの入国審査は不要で、そのままMIA(マイアミ)行きの便へ向かうことができます。
↓【旅行業務取扱管理者】
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